口臭ケアに効果が期待できる成分はいろいろありますが、わたしが今、注目しているのが「塩化亜鉛」です。「塩化亜鉛」は、どうやって口臭を軽減するのか、その仕組みと、「塩化亜鉛」を配合した口臭対策商品を調べました。商品を実際に使ってみた感想も紹介しています!



そもそも、なぜ「塩化亜鉛」?

 

わたしは医師や歯科医師にお話をうかがう仕事をしていたのですが。いろいろなお話しをおききした中で、「口臭」に「塩化亜鉛」が効果があるというような話があったんですね。メインは歯の根幹治療についてのお話しで、歯の根幹の消毒に「次亜塩素酸ナトリウム」の希釈液を使うとかナントカって、なかなか堅い話題でした。

 

化学にまったく造詣のないわたしは、そのなんとも化学的な「次亜塩素酸ナトリウム」とか「塩化亜鉛」という響きが新鮮で、妙に耳に残ってしまったのですね。それで今回、口臭についての記事を書くにあたって、そのときの記憶が漠然とよみがえってきたというワケです。

 

口臭対策に効果が期待できる成分はいろいろありますが、今回は「塩化亜鉛」について調べてみよう!

 

と、いうことで。まず「塩化亜鉛」と口臭の関係から調べてみました。

 

塩化亜鉛が口臭に効く仕組み

 

口臭を発生させているのは嫌気性菌!

口臭が発生してしまう原因はいろいろありますが、病気が原因のものやタバコやニンニクなどの外因性のものを除けば、ほとんどが口の中に住みついている「嫌気性菌」(けんきせいきん)のせいといえます。

 

口の中には約500種類もの菌が住みついています。その中で、増殖するのに酸素が必要ない菌、さらに空気にあたると死んでしまうほど酸素が苦手な菌がいます。そういう菌を「嫌気性菌」といいます。これら「嫌気性菌」は、タンパク質をエサにして増殖し、VSC揮発性硫化物⇐これが口臭の原因!)を発生します。

 

つまり嫌気性菌を減らしたり、活動を抑え込めれば、口臭が減ることにつながります。

 

嫌気性菌は、厚く積もった舌苔のなかや、歯と歯ぐきの間にもぐりこんでいます。だから舌苔ケアや歯みがきで、物理的に菌を減らすのが口臭予防になるのですね。歯周病を引き起こす菌も、多くは嫌気性菌です。歯と歯ぐきの間にたまる歯垢には、たくさんの嫌気性菌が潜んでいます。だから歯垢をしっかり落とし、歯周病を治療すれば、口臭が改善されるんです。

 

塩化亜鉛が口臭を消し、嫌気性菌の活動をにぶらせる!

「塩化亜鉛」と「口臭」の関係を調べるうえで、まず気になるのがその仕組みです。2002年の口腔衛生会誌に掲載された論文「0.1%塩化亜 鉛洗 口 剤の 口臭抑制効果 」から抜粋して紹介しましょう。

 

口臭がある成人男性8名を被験者として、o,1%塩化亜鉛を含んだ洗口剤とニセモノの洗口剤を口に含んで30秒間、口を洗った後に、口臭がどう変化したかを測定した実験から考察された論文です。

 

こ の 塩 化亜 鉛 が 有 す る 口気の 消臭 メ カ ニ ズ ム は ,亜鉛 イ オ ン が VSC と 結合 し非 揮 発 性 と な る こ と で あ る 。 また ,亜 鉛 イオ ン は含硫 ア ミ ノ酸 と結合 し VSC産 生 を阻害 す る ほ か ,細 菌 の タ ン パ ク質 分 解 酵素活性も強 く阻害 し,そ の 結果 ,唾 液 中の 細 胞 成 分 の 分 解が阻 害 さ れ VSC 産 生 が 阻 害 さ れ る と い う 報 告 も ある。

 

内容を簡単に要約しますと。

 

1、亜鉛イオンとVSC(口臭の元になるガス)が結合し、空気中に拡散されなくなる。つまり、「塩化亜鉛」によりすぐにニオイがしなくなる。

 

2、亜鉛イオンはVSCを発生させるのを阻害し、細菌の活動も強く阻害する。つまり、「塩化亜鉛」により口臭の元になる細菌の活動をにぶくして、新たな口臭を発生させにくくさせる。

 

上に抜粋したところには書かれていませんが、この実験は、90分後の口臭の有無までを測定していました。その結果、30秒間の洗口で90分後までしっかり消臭効果が継続したと報告されています。

 

なかなか良さそうですね!

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「塩化亜鉛」入りの口臭対策アイテムはコレ!

 

いろいろ検索して見つけたのが「ハイザック」という商品です。「ハイザック」は、マウスウオッシュとしては国内で初めて塩化亜鉛を配合した商品なのだそうです。

 

「ハイザック」には、塩化亜鉛がo.1%、さらに歯周病菌を抑えるクロルヘキシジン、歯肉の炎症を抑えるアルクロキサなどが配合されています。口臭を抑えると同時に、歯周病の予防にも配慮してあるのですね。

 

「ハイザック」を、実際に使ってみての感想

 

さいきん少し歯周病ぎみなのもあり、自分の口臭が気になっていたので、さっそく「ハイザック」を購入して使ってみました。成分表示にしっかり「塩化亜鉛」と書いてあります。パッケージの青緑色と白のデザインは、洗面所に置いても清潔感がありますね。

 

「リンス」は、歯みがき後に使う洗口液だとばかり思っていたのですが、どうやら液体歯みがきのようです。使用方法に「適量を口に含み、ブラッシングする」と、書かれています。

 

さっそくコップに少し入れて口に含んでみました。「オレンジフレーバー香料配合」とありますが、わたしはほとんどオレンジの香りを感じませんでした。メントールが含まれているので、どちらかというとミント風味を感じます。でも、どちらもほとんど感じないくらいほのかな香りです。

 

味は、うっすら甘くてうっすら苦い。たいして美味しくはありませんが、まずくもありません。これなら子どもでも嫌がらないし、間違って飲み込むこともなさそうです。エタノールがほんの少し含まれていますが、ほぼ刺激はありません。敏感な人なら感じるかな? ていどです。

 

しっかり口の中に行き渡るようクチュクチュしてから愛用の電動歯ブラシで、ていねいに磨きました。磨きあがりはイイカンジです! とてもスッキリしたように思います。

 

問題は、口臭です。さて、ダンナに実験台になってもらい、ハーッとやったわたしの息を確かめてもらいました。その結果・・・大きな〇をいただきました^^

 

「ハイザック」は、ネットで購入できます


ビーブランド HI-ZAC ハイザックN リンス 300g 【医薬部外品】 液体歯摩剤

 

「ハイザック」には、液体歯みがきの「Nリンス」、日本人になじみやすいペースト状の歯みがきの「歯みがきペースト」、携帯に便利な「スプレー」の3つのタイプがあります。口コミによると、速攻で口臭が抑えられ、その効果は2~3時間続くようです。ただし、スプレータイプは、少し効果が弱いということです。

 

じつはあの「リステリン」にも塩化亜鉛が配合されている!

欧米では挨拶がわりにハグしたり頬にキスしたりするのが習慣化しているので、日本より以前から口臭エチケットに気を遣う人が多いそうです。海外のオーラルケア商品といえば、もっとも知られているのがアメリカのジョンソン エンド ジョンソンから発売されている「リステリン」ではないでしょうか?

 

調べてみると、なんと「リステリン」にも塩化亜鉛が配合されている商品があるようなのです。

 


【企画品】薬用リステリン トータルケア ゼロ 低刺激タイプ ポンプ付(1L)【LISTERINE(リステリン)】

 

リステリンにはいくつもの色の商品がありますが、おすすめは「リステリン トータルケア ゼロ」です。ピンク色の商品ですね。虫歯、口臭から歯肉炎、着色汚れ、歯石、ネバつき、口内の不快感まであらゆるお口のトラブルをケアしてくれます。このピンクのリステリンはノンアルコールの低刺激タイプなのですが、刺激がないわけではないので、お子さんも含めた家族みんなで使いたい方はハイザックの方が向いていると思います。

 

アルコールには強い殺菌作用があるので、辛くても大丈夫という方はガツンと爽快な刺激がある紫色のボトルの「リステリン トータルケア」をどうぞ。こちらも、もちろん塩化亜鉛を配合しています。

 

まとめ


以前、口臭に効果があると耳にはさんだ「塩化亜鉛」について調べてみました。口臭に即効性があるという論文もみつけて、自分のなかではますます大注目です!

 

さらに、大阪のビーブランド・メディコーデンタルから発売されている「ハイザック」という商品を見つけたのでさっそく購入して試してみたところ、ほとんど刺激がなく、とても使い心地が良かったので紹介しました。刺激が苦手な娘もだいじょうぶそうなので、家族で使ってみようと思います。

 

また、オーラルケア商品としてよく知られている「リステリン」にも塩化亜鉛を配合した商品がありました。もっと調べれば、他にもいろいろなものがあるのかもしれないですね!

 

なかなか自分に合った口臭ケア商品がみつけられない方、一度ためしてみてはいかがでしょうか!?

 

 

参考

口腔衛生学会誌「0.1%塩化亜 鉛洗 口 剤の 口臭抑制効果」 村 田 貴 俊, 藤 山 友 紀 ア ン トン ラ ハ ル ジ ョ ー
尾 花 典 隆, 宮 暗 秀 夫 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh/52/3/52_KJ00003900479/_pdf

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