口の中が原因となっている口臭は、ほとんどが唾液が減ることが根本的な原因です! 唾液を増やしてドライマウスと口臭を改善&予防する食事と、簡単なのに効果バツグンの「唾液エクササイズ」を紹介します!


スポンサーリンク




口臭の根本的な原因は「唾液の減少」にあり!

 

口臭の原因の80%以上は口の中にあると言われます。とくに問題視されるのが成人の8割がかかっているといわれる歯周病や虫歯です。

 

たしかに歯周病や虫歯は口臭の大きな原因の一つで、その治療をすることが大切なのはもちろんですが、さらにその根本原因となっている「唾液の減少」を改善することも大切です。「唾液の減少」と口臭との関係について、まず紹介しましょう。

 

 

唾液の「細菌コントロールパワー」で風邪も口臭も防いでいる!

 

唾液があるおかげで、わたしたちは舌を自在に動かせ、食べたり話したりしやすくなっています。唾液に含まれるアミラーゼという酵素はでんぷんを分解して麦芽糖に変え、消化しやすくしてくれています。さらに歯の表面に被膜をつくり虫歯になりにくくすると同時に唾液に含まれるハイドロキシアパタイトが歯の再石灰化を促進して初期虫歯を治してくれます。

 

このように唾液にはさまざまな役割がありますが、唾液のもつ抗菌作用で口の中の細菌をコントロールするのも、唾液のとても重要な働きです。

 

口には外部から絶えず雑菌やウイルスが侵入してきます。唾液の抗菌作用が働いて、これらの細菌が増えすぎないように、簡単に体内に侵入しないようにコントロールしています。つまり唾液があるおかげで、わたしたちは風邪などの感染症にかかりにくくなっているのです。

 

 

口の中の嫌気性菌が口臭ガスを発生させる!

 

口の中には約500種類もの細菌が住みついています。そのなかには嫌気性菌(けんきせいきん)と呼ばれるものがいます。嫌気性菌は、口臭のもとになるガスを発生させる菌です。唾液には、この嫌気性菌の増殖をコントロールする働きがあります。

 

嫌気性菌とは「増殖するのに酸素を必要としない菌」のことです。歯周病を引き起こす細菌の多くは嫌気性菌で、嫌気性菌のなかでもとくに酸素が苦手な偏性嫌気性菌(大気中の酸素にさらされると死んでしまうほど酸素が苦手な菌)も含まれます。

 

これら嫌気性菌とくに偏性嫌気性菌は酸素が苦手なので、酸素が届きにくい歯と歯肉の間に入り込み、タンパク質を分解して硫化水素やメチルメルカプタンなどのガスを発生させます。このガスが口臭の原因になるのです。

 

唾液には豊富に酸素が含まれているので、唾液が多いほど嫌気性菌の増殖を抑え込むことができます。その結果、歯周病も口臭も予防することができるのです。

 

つまり歯周病や虫歯にかかるリスクを上げている「唾液の減少」を改善すれば、歯周病や虫歯、さらに口臭の予防にもつながるのです!

スポンサーリンク



たった1分でできる「唾液エクササイズ」でドライマウスと口臭を予防!

口内環境を正常に保つため、病気や口臭の予防のためにも大切な唾液ですが、このごろ唾液が減る「ドライマウス」に悩む人が増えています。欧米の調査では、医者を受診していない潜在的な患者も含めると人口の約25%がドライマウスにかかっていると報告されています。4人に1人がドライマウスだというのですね!

 

ドライマウスは病気や薬の副作用でも起こりますが、お酒の飲み過ぎや食生活の乱れ、睡眠不足、緊張、ストレスなどの生活習慣、さらに加齢でも起こります。

 

ここでは、ドライマウスを改善して口臭も予防する、簡単な「唾液エクササイズ」のやり方を紹介します。

 


日めくり 毎日、美顔トレ ([実用品])

 

日本アンチエイジング歯科学会監事で、歯科医師の宝田恭子さんは、上の書籍の写真でなんと61才! 驚異的な若々しさですよね! 若さと美しさを引き出す美顔トレーニングで有名な宝田先生が、NHKの番組「美と若さの新常識」で教えてくれた、すぐに唾液を増やすことができる「唾液エクササイズ」を紹介しましょう。

 

 

口を閉じて、歯と唇の間に舌を入れ、歯ぐきに沿って舌をぐるりと1回転させます。ポイントは、口の内側から舌で強く押しながら回転させることです。こうすることで、唾液腺を刺激して、たっぷり唾液を出すことができます。宝田先生によると、目と口はつながっているので、舌の動きと同時に目も回すと良いそうですよ!

 

これを右に3回、左に3回で「唾液エクササイズ」は終了です。1分もあればできますね。

 

「ちょっと口が乾いたかな?」「口臭が気になるな!」というときには、1日に何度でも「唾液エクササイズ」で手軽に唾液を増やしてドライマウスと口臭を予防しましょう。宝田先生はもう何年も前から、1日に何度となく行っているそうです。女性なら気になるほうれい線の予防や改善にも効果があるそうですよ!

 

簡単なエクササイズなので、加齢で唾液が減ってしまっている方にも、無理なく取り入れられる方法ですね。

 

 

唾液を増やし、舌苔をクリーニングする食事

 

現代人にドライマウスが増えているのは、食事の変化も関係しています。近年では柔らかく、すぐに飲み込める食べ物が多くなっているため、唾液があまり出ない食生活になっているのです。たとえば「きんぴらごぼう」などの噛み応えのある食事を、飲み込むまでに何度も(できれば30回以上!)噛んで唾液をしっかり出して食べるように習慣づけたいものです。

 

噛み応えのある堅い食べ物を舌の上で何度も転がしながら噛むことで、舌苔のクリーニングにもなります。舌苔がなくなれば、もちろん口臭も減ります。

 

 

まとめ


口臭と密接な関係がある唾液が減る症状「ドライマウス」の方が増えています。「ドライマウス」は重症化すると舌がひび割れ、話すのも食べるのも大変になる病気です。もちろん重症の方は医者にかかっているのでしょうが、それほど大したことのない軽度の方は医者に行くことはないですよね。こうした軽度の方も含めると、4人に1人が「ドライマウス」にかかっているとされるデータもあります。

 

つまり、4人に1人は「ドライマウス」からくる口臭の可能性があるというわけです! じつはわたしはコーヒーが好きで、毎日何杯も飲んでいるので、ちょっと「ドライマウス」が心配です。なにしろコーヒーには利尿作用がありますから。

 

そこでさっそく、宝田先生の「唾液エクササイズ」を実践してみました。簡単なのに、思ったよりも効果大です! 唇のすぐそばまでウルウルになります! それで初めて、どれだけわたしが「ドライマウス」だったか思い知りました。ほうれい線の予防や改善にもなるというので、お皿を洗っているときや、洗濯物を干しているときなど、ちょっとした家事のときに習慣づけて続けていきたいと思います。

 

それから「噛む」ことも唾を出し、舌苔をきれいにしてくれるので口臭改善や予防に効果的です。「噛む」効能には、口臭予防だけでなく「脳を活性化して認知症を防ぐ」「肥満や高脂血症を予防する」「虫歯や歯周病を予防する」「ガンを予防する」(唾液中のペルオキシターゼの働きによる)などさまざまなことがあげられます。

 

確かに柔らかいものを食べがちなので、少し意識して歯ごたえのある食べ物を取り入れていきたいと思いました!

 

 

参考

「唾液の役割を教えて下さい」加藤歯科医院 http://www.kato.or.jp/question/5796/

「口臭について」日本臨床歯周病学会 http://www.jacp.net/perio/halitosis/

「唾液について」Dr.天野の口臭の治療室 breath-care.info/category/1597394.html

「歯周病菌を知りたい!」原田歯科医院 http://haradashika.jp/chiryo/%E6%AD%AF%E5%91%A8%E7%97%85%E8%8F%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%EF%BC%81/

「噛むことの効用について教えてください」熊本県歯科医師会 http://www.kuma8020.com/column/005.html



スポンサーリンク